2013年05月09日

スポーツ小説の認知度

たまには、読書感想以外の話をしようかと思います。
スポーツ小説がマイナーなジャンルである事は百も承知で、案外、そのマイナーであるが故の心地良さみたいなものもあって、それは世間の主流がスマホに傾く中、『相棒』の杉下右京さんがいまだパカ式の携帯電話を使っていらっしゃることを発見した時のささやかな感動であったり、親近感であったり、そんな感覚に近いのではないでしょうか。

ただ一つ、困った事に、いざ情報を集めようとした時に、なかなか思うものが得られない。
先日も、新しいスポーツ小説が出ているか、大手通販サイトでチェックしようとしたところ、あまりのマイナーぶりに驚きました。
まず、本のカテゴリーで「スポーツ」と検索をかけると、
・スポーツ医科学
・自伝、読み物
・実践、ハウツー
・名鑑、年鑑
・ルール、用語集
の順に分類されていて、「自伝、読み物」が同一カテゴリーに分類されている事に嫌な予感を抱きながらもクリックすると、栄養学、スポーツ産業論、人生論に混じって、スポーツ小説が数作品、という品揃えの薄さで。
しかも短編集であったり、舞台がスポーツクラブというだけの官能小説であったりで、今まで此処で紹介させていただいたような読み応えのある長編スポーツ小説は出てきませんでした。

いや、予想以上にマイナーですねぇ。(苦笑)
でもね、個々のタイトルで検索をかけると、しっかり出てくるのですよ。
つまり、スポーツ小説としてのジャンルが世間的に確立されていないか、出版社がスポーツ小説として売り出しても売れないだろうから、青春小説で出しちゃえ!みたいな思惑が働いているとか。
そういった事情ではなかろうかと思うのです。
だからこそ、スポーツ小説好きの人に出会うと、嬉しくなるのでしょうね。
メジャーにならなくても良いから、もう少しだけスポーツ小説の地位向上を夢見て、これからも細々と活動を続けていきたいと思います。



posted by 宮城あおば at 15:47| Comment(0) | 雑談