2013年02月07日

青が散る

すでにご存じの方も多いと思いますが、此処でこの作品をスルーする訳にはいかん!ということで、今月はスポーツ小説の王道、『青が散る』(文春文庫・宮本輝著)をご紹介。

あらすじ(本書より抜粋)
新設大学のテニス部員椎名燎平と彼をめぐる男友達、女友達。原色のいのち燃える人生の短い季節を急ぎ駆けぬける者、ためらい立ちどまる者……。青春の光芒のあざやかさ、そして切なさとむなしさを、テニスコートに白球を追う若い群像に描き、テニスというスポーツを初めて文学作品にした感動の長篇小説。


もしかしたら、今の学生さん達には「なんで?」と疑問符のつく描写もあるかもしれません。
でも、それ以上に共感できる部分が多いと思います。
登場人物は、ほぼ大学生。十代の後半から二十代の始めの、肉体的には最も充実しているけれど、精神的は未熟なお年頃。
恋に、生き方に、将来に、行く先々で壁にぶつかり、葛藤する様を、テニスという“選手の精神状態がボールのやり取りにも反映される競技”を通して表現されている。ここに魅了を感じます。
余談ですが、昔のテニスボールは白球。つまり白かったんですね。
アニメ『エースをねらえ!』でも、白いテニスボールを使用していました。
いつだったか、私も某メーカーが復刻版として売り出した白球をいただきまして、ラリーをしてみましたが、黄色いボールで慣れているせいか、見辛かったです。
年配のコーチは感慨深げでしたが……(苦笑)
汗臭く、泥臭く。これぞ青春!と思うのですが、いかがでしょうか。
興味のある方は、是非!


posted by 宮城あおば at 17:44| Comment(0) | スポーツ小説紹介